-L- 貴州菜園

この店で水餃子といえば『紅油水餃子』(399円)のこと。自家製の練り胡麻とラー油のタレに浸った羽衣のような極薄皮から、翡翠色の餡が透ける。

f:id:mapandpen:20140424214834j:plain

<ここの水餃子は必食>

今年で37年目の本格中華料理店。
オーナーシェフの角川さんは四川料理の名店・成都酒家などで修行を積み、1977年にこの店を開店。その後も台北へ出向いては台湾料理を学んだ。「自分に子供ができてから、より安心な素材を追求するようになった。」その言葉の通り、料理油には100%大豆オイルを、調味の辣油や豆板醤も香辛料をブレンドした自家製。甘味には黒糖やもち米から作る甘酒を用い、お客さんの健康に配慮している。特に豚肉にはこだわりがあり「抗生物質を与える必要のない無菌環境で飼育されたSPF豚を使用しています。臭みがなくてみずみずしい。なにより使う肉は新鮮そのもの。」その豚肉のすごさはいろいろなメニューを食べる程に証明される。料理のベースとなるスープには骨を。旨味が凝縮されたスネ肉は餃子やシューマイに。肩周りはチャーシューに。夜メニューに登場する『白ホルモン』のファンも多い。ワサビ醤油とニンニク醤油につけて食べる茹でたての白レバーはエモイワレヌうまさ。素材選びから仕上げまで、これだけ手間と時間をかけているのに、どのメニューもボリュームがあって安い。「おいしいのは当然。カラダにいいからたくさん食べて帰ってほしい。」と、角川シェフ。中華というとヘビーな印象もあるけれど、この店ならお腹いっぱい食べても胃に重くない。お腹をすかせて足を運んでほしいお店だ。

f:id:mapandpen:20140424214900j:plain

↑『四川担々麺』(714円)。汁は漢方スープといった感じで深みはあるけど辛すぎないからスッと飲みきれてしまう。

f:id:mapandpen:20140424214914j:plain

↑これは季節のメニュー『桜えびのチャーハン』。

f:id:mapandpen:20140424214950j:plain

↑撮影のときにごちそうになった雲呑。裏メニューということでした。この雲呑の、超極薄皮のノドごし、豚肉餡の食感が忘れられない。まさに雲を呑むという表現が相応しい逸品。超極薄皮をこしらえるのが大変な作業のため、5人前からの注文で、予めの予約が必要とのこと。忘年会や新年会でこの店へ出掛けるなら、ぜひこの雲呑を予約して。

 ☎047-395-8260 市川市行徳駅前4-6-13 昼11:30〜LO14:00、夜17:30〜LO21:30 月休 駐車場あり www.kishusaien.com

◎配達は、昼11:00〜14:00、夜17:00〜21:30 ※日曜のみ21:00まで

☎047-399-8207(←デリバリー専用)
◎HPにデリバリーメニューや調理法なども掲載。

View Larger Map