-B- 味わい食堂 ひねもすのたり

これが『豚肉のプルーン煮』(800円)f:id:mapandpen:20140424221402j:plain

<食べながら、また食べたいって思うごはん>  

あるじの洋美さん、妻・千裕さん、娘・ほのかさんの三人家族が営む2年目のごはん屋さん。小ぶりな店内には温柔な空気が漂い、千裕さんの文字で書かれた黒板の品書きに思わず頬が緩む。ある日の品書きにあった『豚肉のプルーン煮』は、むっちりとした豚肩ロースの塊肉と、プルーンの相性の良さを思い知る目からウロコの逸品。柔らかさはもちろん、わずかな肉の臭みもなく、皿を舐めてしまいたいほどうまかった。あるじは言葉少なだけど、小鉢やささやかな付け合わせまで、丹念に手が尽くされた料理は食べる人への想いを物語り、ハレの日もケの日もお客さんの心は自然とここへ向かう。行事食もぬかりなく、ふっと四季の移ろいを感じることができるのもうれしい。「ほかへ行ってもさ、必ずここに戻ってくるよ。ブーメランみたいに。」と、馴染みのお客さんが言っていた。お袋の味のような、伴侶の味のような、共に歳を重ねてゆきたい親愛なる食卓。

f:id:mapandpen:20140424221451j:plain

↑撮影をかねて食べたよるごはん。写真奥のサラダは『あるじの気まぐれ和風サラダ』480円。このサラダ、大変好み。レタス、山芋、ブロッコリーなど、食感が異なる野菜がいろいろ入っていて、香りのいい自家製和風ドレッシングはどの野菜とも相性がいい。食べがいがあって、 おかずになるサラダというのかな。

f:id:mapandpen:20140424221515j:plain

↑ これは『素揚げ蓮根柚子胡椒添え』。あと、『実山椒の塩麻婆』『 手羽中香辛揚』も
品書きにあったらぜひ食べてほしいです。ごはんと味噌汁に小鉢2品とぬか漬けがつく『よるごはんセット』もあり。このそっと添えられた“ぬか漬け”がまたおいしいのです。お酒のラインナップも秀逸。写真は秋のラインナップ。

f:id:mapandpen:20140424221532j:plain

↑おひるの『MIXフライ』(800円)。メンチ、エビフライ、魚フライに手作りタルタル。わんぱくなお膳だけど、衣も軽いし2つの日替り小鉢が味わいを広げ、何度食べても飽きがこない。ここの自家製メンチは“メンチ界”を揺るがすほどうまいです。肉々しくて、豊潤で。おひるは『特別おひるごはん』(日替り)のほかに、小鉢2品、ぬか漬け、デザートが付くお膳が13種。ご飯と味噌汁のおかわり無料で800円〜。お弁当の持ち帰りも可能。お昼から、のたりと呑めます。

 

☎070-5465-2740 浦安市堀江3-25-1 昼11:30〜LO14:00、夜17:00〜LO23:00 日休
◎おせちの販売あり。 ☎か来店時に問い合わせを。

◎FBページにて、毎日の『特別おひるごはん』などお知らせあり。

◎あるじの妻が綴るブログも“味わい”がある。http://hinemosunotari111.blog.fc2.com/

View Larger Map